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地獄から這い上がった!? ナックルの介護福祉士、ケアマネ資格取得への道 第5章

第5章 実技試験の罠

翌日、出勤するとさっそく所長に聞かれた。

所長
「ナックル君どうだった?」

ナックル
「はい。筆記試験合格しました!」

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所長
「まずは、おめでとう。これから実技試験対策だな!

去年同様に業務終了後、練習するから。」

 

ナックル
「はい、お願いします!」

 

ということで、去年も少し練習には

参加していたので、大まかな流れはわかっていた。

 

 

 

業務が終わり、、、

年は同い年だか、勤務年数は先輩で

少しイチビリ(笑)な

Y君(介護福祉士)が先生で、

練習スタート。

 

 

・片麻痺の方の杖歩行

・片麻痺の方のベッドから車椅子

・片麻痺の方のポータブルトイレからベッド

・片麻痺の方の着替え

・盲目の方の対応

など約10日ほど練習してもらった。

 

 

そして、3月上旬・・

実技試験の日はやってきた。

 

 

自分の動きを審査されるなんて、初めてのこと。

 

同僚や上司は「大丈夫」って言ってたけど、

試験会場についてからは、かなり上がっていた。

 

 

まずは、体育館に入り、自分の順番を待った。
この体育館、か〜んなり寒かったのを覚えている。

 

そして、身体も言うことを聞かなかった。
寒くて動けないのか?緊張して動けないのか?
わからない。

 

そんな状態のまま、自分の番号が呼ばれた。
動けない身体を無理やり動かし、列に並ぶ。。

 

 

周りを見てみると、みんな落ち着いているように見えた。

 

 

列のまま、課題の貼ってある教室で進む。

 

 

そして、教室に入るとデカデカと
課題が貼ってあった。

 

 

手元にも、課題が配られた。

 

 

ここからは、利用者はどんな人なのかを想像し
どういう介助が必要なのか?
何をするのか?
どういう順番でいくのか?

 

 

などなど、脳みそをフル回転させ、全体像をイメージしていった。

 

 

 

そうこうしている内に試験官から

「次の方、どうぞ」

との声。

 

 

 

試験教室に入った・・・

 

 

 

 

瞬間・・

 

 

 

 

 

イメージしていたもの全てが

 

 

 

 

 

 

ぶっ飛んだ!!

 

 

 

・・・

 

 

 

しかしながら、10日間練習していたので

自然と身体が動き、声掛けも出来ていたかな〜なんて思う。

 

 

 

試験官
「はい終了」

ナックル
「ありがとうございました」

教室を出た。

事前のイメージは入った瞬間ぶっ飛んでしまったので

全く意味なかったが、やれることはやった。

 

 

翌日

所長
「昨日の実技試験どうやってん?」

 

ナックル
「まぁ、やれることはやりました。」

 

所長
「ふーん。結果が楽しみやな」

 

所長は不敵な笑みを浮かべていた。

 

 

また、日々の業務に戻り、
3月下旬の結果を待った。
(試験期間中も働いています笑)

 

 

 

第6章に続く・・・
 

 

 

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