平成30年(第21回)ケアマネ試験は難しい? テクニック集まとめパート2
ケアマネ試験は難しいと考えますか?
テクニックを覚えておけば
わからない問題に遭遇したときに役に立ちます!!
- まとめパート1
- 平成30年ケアマネ試験 テクニック集パート1
- まとめパート2
- 平成30年ケアマネ試験は難しい? テクニック集パート2
- まとめパート3(正解率100%パターン)
- 平成30年ケアマネ試験に受かるには? 正解率100%パターン テクニック集まとめパート3
- まとめパート4
- 平成30年ケアマネ試験に合格するには?テクニック集まとめパート4
3 「~もある」は〇か×か?
過去5年間、選択肢に
12問中11問が
{平成29年}(去年)
問28選択肢4
不整脈は,心臓自体の異常のほか,ストレスや喫煙,睡眠不足,飲酒などで起こることもある 〇
問31選択肢2
血管性認知症では,適切な治療やリハビリテーションにより,認知機能が改善した例もある。 〇
問32選択肢2
せん妄は,興奮を伴うことが多いが,活動性が低下するものもある。 〇
問34選択肢4
褥瘡は,一般に感染を伴うことが多く,敗血症の原因となることもある。 〇
問42選択肢2
BPSD(認知症の行動・心理症状)には,がん性疼痛が原因のこともある。 〇
問56選択肢4
運営推進会議には,事業所による利用者の「抱え込み」を防止する役割もある。 〇
{平成28年}
{平成27年}
問35選択肢5
うつ症状には,降圧剤などの薬剤に起因するものもある。 〇
問46 選択肢2
クライエントに対して,一方的な押し付けや庇護的態度が必要な場合もある。 ×
{平成26年}
問30選択肢4
在宅人工呼吸療法には,気管切開や挿管を行わない方法もある。 〇
問34選択肢4
食欲不振は,消炎鎮痛剤等の薬剤が原因のこともある。 〇
問39選択肢1
在宅復帰施設としての役割・機能があるが,在宅生活継続を支える役割もある。 〇
{平成25年}
問36選択肢5
高齢者の口腔乾燥は,唾液腺疾患のみでなく,利尿薬や抗うつ薬などが原因になることもある。 〇
「~もある」は、
正解率は91%ですので
これもデータとしては優秀。
「~もある」は、
「広い可能性を示唆するフレーズ」です。
このフレーズがある場合、
問題文に書かれているケースもあれば、
それとは別のケースになることもありまっせ・・・
というニュアンスの文章となり、それだけで、
その選択肢は正しい可能性が高まります。
今回はわかりやすくするため、文の最後に出てくる
「~もある」に限定して抜き出していますが、
文章の途中に出てくるパターンも存在します。
例えばこれ!!
平成27年 問36選択肢4
脊髄損傷では,痛みや温度感覚が失われることもあるため,低温熱傷や擦過傷等に注意する。 〇
この途中で出てくるケースに関してもすべて〇でした。
では去年の問題を少し見ていきましょう!
平成29年(去年) 問32
次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。
1 老年期うつ病は,認知症と明確に区別され,認知症に移行することはない。
2 せん妄は,興奮を伴うことが多いが,活動性が低下するものもある。
3 せん妄の発症の誘因として,睡眠障害,薬剤,環境の変化などが挙げられる。
4 せん妄の治療は,誘因にかかわらず薬物治療を最優先とする。
5 統合失調症は,軽症化したとしても,その後症状が再発することがある。
選択肢2
せん妄は意識障害のひとつで、
・一過性の認知症機能低下
・見当識障害
・不眠
・興奮
・錯乱
・幻聴
・幻覚
などの精神症状が現れる。
そして、興奮や錯乱を主体とする場合もあるが、
「活動性」が低下する場合もあります。
というのが一般的な解答になりますが、
上記のことが頭に入っていなかった時、こう思いますよね?
「うわ~、せん妄勉強あまりしてねーな・・・わからん」って・・
こういった時に「~もある」と文章の最後にあればラッキーパンチ!!
「広い可能性を示唆するフレーズ」
だから、〇にしておこう。と正解を出せるわけです。
ここまでできたら正解パターンは
1.2.3
1.2.4
1.2.5
2.3.4
2.3.5
2.4.5
の6つまで絞れます。
ここから、選択肢1は「認知症に移行することはない」って?
これは×だな。
そして、選択肢4「薬物治療を最優先」はしませんよね?
せん妄の誘引は様々です。その誘引にあわせた治療が必要ですね。
よって×
正解は2、3、5となります。
平成29年(去年)問42
高齢者のがんとターミナルケアについて,より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 若年者と比較して,高齢者ではがんによる痛みの訴えが多くなる。
2 BPSD(認知症の行動・心理症状)には,がん性疼痛が原因のこともある。
3 小規模多機能型居宅介護では,ターミナルケアは提供できない。
4 介護老人保健施設入所者に対するがんの治療は,医療保険の適用について制限を受けない。
5 死後のケアであるエンゼルケアは,遺族のグリーフケアとしても意味がある。
選択肢2
BPSDはがん性疼痛が原因のことも当然あります。
しかし、これがわからない場合でも「~もある」で選択肢2を〇にすると
この問題は「2つ」選べ問題なので
1.2
2.3
2.4
2.5
の4パターンまで絞ることができます。
正解は5ですので、
解答は2.5ということになります。
何もわからない状態ですと、正解パターンは10通りもありますが、
「正解を2つ選べ」問題で1つ確実に〇がわかるものがあれば
4パターンまで絞ることができるのですww
そして、この「~もある」のパターンで唯一×だった問題がこちら
平成27年 問46
ソーシャルワークの観点から,クライエントの自立支援を行う上で,より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 クライエントの自立を促進し,自己決定の力を強めていくことが大切である。
2 クライエントに対して,一方的な押し付けや庇護的態度が必要な場合もある。
3 可能な限りその人らしい生活の構築を試みることが,重要である。
4 クライエントの意欲を高めるためには,日常の小さな事柄から始める自己決定の体験が効果的である。
5 発言力の弱いクライエントの場合には,相談援助者が本人に代わって判断することが大切である。
選択肢2。
これはさすがに×です笑
逆に
「一方的な押し付けや庇護的態度が必要な場合」
ってどんな時?笑
そんな場合はありませんよね?
「~もある」とありますが、この選択肢2に関しては×でした。
この問題に関しては簡単ですし、無駄に読む量が多くなるので
解説は割愛させていただきます。
正解は1、3、4となります。
この平成27年 問46選択肢2以外は
すべて〇だったのでこのデータは試験で使っていきましょう!!
4 「~やすい」は〇か×か?
過去5年間、選択肢に
18問中16問が
{平成29年}(去年)
問30選択肢5
進行性核上性麻痺では思考の遅延や無感情などの認知機能低下を早期から認めやすい 〇
問46選択肢3
利用できるサービスについて必要な情報を伝え,クライエントが選択しやすいよう工夫する。 〇
{平成28年}
問34選択肢2
介護施設で集団感染を起こしやすい感染症には、C型肝炎や麻しんがある。 ×
問42選択肢1
体位変換の頻度の減少や栄養状態の悪化により,褥瘡ができやすくなる。 〇
問45選択肢1
深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)は長時間同じ姿勢でいることから生じやすいので,こまめに足を動かすことなどで予防する。 〇
{平成27年}
問28選択肢1
片麻痺による運動障害や感覚障害がある場合には,麻痺側の口腔内が汚れやすくなる。 〇
問29選択肢5
降圧剤を内服中の高齢者は,薬の作用により転倒しやすい。 〇
{平成26年}
問27選択肢5
抗うつ薬を服用している場合には,眠気,口渇,便秘などの副作用が現れやすい。 〇
問32選択肢4
感覚障害のある在宅療養者は,褥瘡が生じやすい。 〇
問33選択肢5
円背や骨盤後傾のある高齢者の立位では,重心が後方にあるため,バランスを崩しやすい。 〇
{平成25年}
問26選択肢2
脳血栓は,血圧が低下したときに生じやすい。 〇
問26選択肢4
高齢者の入浴に際しては,入浴前後で血圧が変動しやすいので,浴室と脱衣所の温度差を少なくする。 〇
問29選択肢3
寝たきりで関節拘縮のある場合や骨の突出部位のある場合には特定の部位に圧力を集中し褥瘡が生じやすいので,体圧分散寝具を使用するのがよい。 〇
問30選択肢3
汁物は,誤嚥しやすいのでとろみをつけ,飲み込みやすくする。 〇
問32選択肢2
認知症では,夜間の不眠とともに午睡が増え,昼夜逆転をきたしやすい。 〇
問32選択肢3
睡眠障害は,集中力や注意力の低下などにより,歩行時の転倒を引き起こしやすい。 〇
問33選択肢4
高齢女性は,骨粗鬆症が多いので,転倒により容易に骨折を起こしやすい。 〇
問58選択肢5
インフォーマルサポートは,画一的になりやすいものの,安定した供給が可能であるといわれている。×
「~やすい」もデータとしては
正解率88%と優秀です。
「~やすい」は文章の途中に出てくるものと
文章の最後に出てくるものがありますが、
文章の最後に出てきた「~やすい」は、
「正解率100%」というデータです。
そもそもケアマネ試験、
というか介護や医療という仕事は、
必ずしも断定出来ないものが非常に多い。
もし、断定して、たったの1つ、あるいは1回でも
例外があった場合、問題としては不適切あつかいになってしまう。
つまり、問題として成立しなくなってしまうんですね。
そういったことも問題の作り手にはリスクがあるんです。
まあ、そういった作り手のリスクを逆手にとると
こういったデータが出てきてしまうのです。
では少し問題を見ていきましょう!!
平成29年(去年) 問30
神経難病について適切なものはどれか。3つ選べ。
1 筋萎縮性側索硬化症(ALS)では,眼球運動や肛門括約筋,知覚神経は末期まで保たれる。
2 筋萎縮性側索硬化症(ALS)でみられる筋力低下や筋萎縮には,筋力トレーニングが効果的である。
3 パーキンソン病では,精神症状,自律神経症状は出現しない。
4 パーキンソン病の治療は,薬物療法が基本である。
5 進行性核上性麻痺では,思考の遅延や無感情などの認知機能低下を早期から認めやすい。
神経の疾患についての問題は
過去に何回か出てきている問題ですね。
しかし、勉強しておかないとわからないと思います。
しかし、「~やすい」のデータを
知っているだけですんなりと
〇にすることができます。
この機会に進行性核上性麻痺とは
どういったものなのか?
覚えておきましょう!
進行性核上性麻痺
神経の疾患で問われやすいのはもう一つ
筋萎縮性側索硬化症(ALS)です。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)
選択肢2はALSの場合、加齢による筋力の衰えではないので筋トレでは回復しません。
むしろ筋トレやっちゃうと筋肉自体を痛めかねないので×
選択肢3は当然×なので
正解は1.4.5となります。
では次に「~やすい」の×だったパターン2つをみていきます。
平成28年 問34
感染症について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 感染症罹患者に対する特別な対応を、標準予防策(スタンダード・プリコーション)と呼ぶ。
2 介護施設で集団感染を起こしやすい感染症には、C型肝炎や麻しんがある。
3 ヘリコバクター・ピロリ菌に感染していると、胃潰瘍は治りにくかったり再発したりする。
4 ノルウェー疥癬は、感染力が非常に強いので、一定期間の個室での管理が必要である。
5 ウイルス感染により引き起こされる肝がんは、終末期であっても介護保険の特定疾病には該当しない。
この選択肢2に関しては残念ながら×となります。
C型肝炎に関しては「血液感染」なので集団感染にはつながりにくいのです。
逆に集団感染になりやすいものとして
・インフルエンザ
・感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)
・結核
などが挙げられます。
間違えるとしたらこの問題だけたっだかと思います。
平成25年 問58
選択肢5
インフォーマルサポートは,画一的になりやすいものの,
安定した供給が可能であるといわれている。
これに関しては
なりやすい「ものの」と逆説的な意味を含んでいるので要注意です!!
この文章をもう少しわかりやすく、かつ正解の文章に直すと
「家族や地域住民、ボランティアなどの支援は公的なサポートとは異なり
柔軟な対応が出来るが、供給が不安定になる一面がある」
ということになり、×となります。
×となった、どちらも共通していることは
文章の途中で「~やすい」が出てきていると
いうことですので、注意してください!
「~やすい」は88%正解です!
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カテゴリー:平成30年ケアマネ試験テクニック