今年も狙われる? ケアマネ試験 「地域包括ケアシステム」 介護保険改正の意図
ポツッとお願い致します(^◇^)
今回は試験で良く問われる「地域包括ケアシステム」についてです。参考にして頂けばと思います。
去年2012年の法改正の概念です。
かなり、重要な内容ですのでしっかり理解しておきましょう。
制度が見直させるということは・・・
そこには介護保険の「課題」があるから
つまり、「試験で問われやすい」ということになります。
2000年、介護保険が始まって、「要支援」と認定された人が
次々と「重度化」していったという課題と踏まえ、
2006年の介護保険改正では、「予防重視型システム」というものが
導入されました。
2006年 改正 予防重視型システム
・健康な高齢者が要支援状態にならないように予防しようとする
➡「一次予防」
元気な高齢者
・要支援・要介護状態になるおそれがある高齢者(特定高齢者)を早期に発見し予防しようとする
➡「二次予防」
特定高齢者
・要支援・要介護状態にある高齢者の改善や重度化予防しようとする
➡「三次予防」
要支援1.2
・要介護者
要介護1~5
2010年八月より
・「元気な高齢者」➡「一次予防事業の対象者」
・「特定高齢者」➡「二次予防事業の対象者」
という風に用語が変わりました。
用語が変わっても意味に変わりありません。
2012年 改正 地域包括ケアシステム
現介護保険では高齢者を9つに分類しました。
・一次予防事業対象者 (元気な高齢者)
・二次予防事業対象者 (特定高齢者)
・要支援1
・要支援2
・要介護1
・要介護2
・要介護3
・要介護4
・要介護5
これを把握することによって、あとから
どんどんいろんなことが関連付けできるようになります。
このことを踏まえて頂き、「地域包括ケアシステム」とは、
この9つの分類した高齢者を地域で支えようという仕組みです。
簡単にいうと、こういうことです。
では、現状どういうことが起きているのか(課題)をいうと
・都市部を中心に高齢化が進んでいる。・「単身」「高齢化のみの世帯」が急増している
・医療ニーズの高い高齢者の介護には、専門的なケアや夜間を含めた頻回のケアが必要
・在宅生活を望む要介護高齢者が、施設入所を選択せざるを得ないという状況は重度の要介護者を地域で適切に支えられないという事情がある。
・介護を苦にした介護殺人や介護自殺といった事件など、家庭内で介護の問題や、「老老介護」「認認介護」等の問題も生じており、単身・高齢者のみの世帯に対する地域の支援の必要性も高まっている。
・市町村(保険者)が地域における介護ニーズを的確に把握出来ていないことに起因する。サービスのミスマッチ。
・住居の中にバリアフリーがあったり、適切な在宅サービスや緊急時の見守りサービスが提供されていないといった理由から、自宅に住み続けることが困難なケースがみられる。
すべては、上記の課題をベースとしているんです。
そのためにとった対策が・・・
そう
「地域包括ケアシステム」
なんです。
しかし、もっと重要な課題があります。
そう、
ものすごくハイペースで進んでいる。
高齢化
です。
2010年~2025年の15年間で
75歳以上の人口が約700万人増えると言われています。
つまり、これまでのように施設の量産や、グループホームの量産では
全然間に合わないんです。
財源を節約しながら、増え続ける高齢者をどういう風に支えていくか?
これが、地域包括ケアシステム改正の意図です。
在宅に「ナースコール」を付けるようなイメージです。
これまでのように施設を作れないので、
地域で高齢者を支えなければなりません。
特に要介護4要介護5の重度の高齢者です。
「重度の要介護状態になっても住み慣れた地域で暮らし続けられるために」と考えられたシステムが地域包括ケアシステムなのです。
地域包括ケアシステムは30分を目安にかけつれられる領域(日常生活園域といいます)です。
中学校区のイメージです。
考え方としては、「在宅のナースコール」。
ですので、30分ということです。
なんとなく、イメージできましたかね(´・ω・`)
今回はこの辺にしておきます。
次回は、新たに創設された2つのサービスです。
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