元介護福祉士ナックルの情報ブログ

問題３５

Ｂさん（87歳、女性）は夫（90歳）と二人暮らしである。Ｂさんには持病があり、夫は脳梗塞（cerebral infarction）の後遺症による軽い右片麻痺で、訪問介護（ホームヘルプサービス）を利用している。

Ｂさんと夫は苦労して手に入れた自宅に愛着を感じており、以前から、「死ぬならこの家で」と話していた。ある日Ｂさんは、「この家で死にたいと思っていたけど、いつまで二人で暮らせるか･･･」と打ち明けた。

話を聞いた訪問介護員（ホームヘルパー）がＢさんにかける言葉として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1　「ご夫婦二人で入居できる施設を探しましょう」

2　「便利な道具がいろいろありますから使ってみましょう」

3　「どなたかご家族と同居できるといいですね」

4　「いざとなれば病院に入院しましょう」

5　「何か心配なことがおありなんですね」

 
1　「ご夫婦二人で入居できる施設を探しましょう」×
このまま自宅でと思っていることから施設を探すことは不適切。

2　「便利な道具がいろいろありますから使ってみましょう」×
自助具の記述などがないし、介護負担を訴えているわけではないので不適切。
 

3　「どなたかご家族と同居できるといいですね」×
家族と住みたいという記述はない。
介護福祉士の価値観での発言は控えましょう

 
4　「いざとなれば病院に入院しましょう」×
「この家で死にたい」と言っているし、入院が必要であるという記述はないため不適切

 
5　「何か心配なことがおありなんですね」〇
Bさんの気持ち沿っていっているし、
なぜ不安に思っているのかを探るためにも適切。

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