10、認知症の理解 介護福祉士試験 ポイント
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今回は、「認知症の理解」です。
音楽療法=活動的な方法と受動的な方法
音楽に合わせて体を動かしたりする活動的な
方法と、音楽を聴いて心身をコントロール
する受動的な方法がある。
リアリティ・オリエンテーシェン=現実認識を高める
現実認識を高めるような情報を与えるもので、
つねにそうしたかかわり合い方をする24時間
リアリティ・オリエンテーションと、少人数の
グループに対して決まった時間の中で行う
教室リアリティ・オリエンテーションがある。
回想法=認知高齢者だけでなく一般の高齢者にも有効
事項や物事について語り合うことを
用いた心理療法である。
長期記憶に働きかけ、記憶力維持に
効果があると同時に、自己の受容と
統合に効果をもつ。
自己の受容と統合は老年期の発達課題で
あることから、認知症高齢者だけでなく、
高齢者全般に有効である。
血管性認知症=まだら認知症が特徴
脳組織が障害されるために起こる
認知症である。
脳機能の全体的な低下ではなく、
部分的に障害された結果、
正常な部分と認知症の部分が
混在する状態を
「まだら認知症」と呼んでいる。
アルツハイマー型認知症=認知症の原因疾患として最多
後天的な脳の器質的障害であり、
認知症の原因疾患として
最も大きな割合を占めている。
アルツハイマー型認知症は、
男性に比べて
女性に多く見られる傾向があり、
特に70歳以上の高齢者に発症しやすい。
診断ではCTスキャン、MRI、脳血管撮影など
の使用によって、脳の萎縮や脳溝の拡大が認められる。
レビー小体型認知症=鮮明で具体的な内容の幻視
多数の神経細胞内にレビー小体という
異常物質が現れ、病態の原因が不明な
認知症関連の疾患である。
見当識障害、記憶障害、幻視、筋肉収縮、嚥下困難、
パーキンソン病様症状などがみられる。
また、レビー小体型認知症の症状には、日内変動が見られる。
ピック病=見当識障害がみられない
1つであり、特有な人格変化、言語の減少、
自発性低下などがみられる。
原因不明の大脳萎縮性疾患であるが、
見当識障害や記憶障害がみられないことが
特徴的である。
診断では、CTスキャンやMRIなどの使用に
よって、前頭葉や側頭葉に
局所性の脳萎縮が認められる。
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