介護福祉士国家試験 実技試験 過去問 (第22回)
ぽちっとお願い致します(^◇^)
今回は実技の過去問、第22回問題の解説です。
問題
金子薫さん(80歳)は左上下肢に麻痺があり、歩行はできません。起き上がりと立位には一部介助が必要です。
金子さんは、ポータブルトイレでの排せつを希望しています。
ベッドで仰臥位になっている状態からポータブルトイレに座るまでの介助を行ってください。
なお、金子さんは、あなたの介助に同意しています。
金子さんは「はい」または「うなずく」のみです。
(モデルはズボンの下にスパッツをはいていますが、下ろすのはズボンだけです。)
(試験時間は5分間以内です。)
・試験会場見取り図
http://syakaifuku.blog.fc2.com/blog-category-3.html
ここで、利用者様の状況を箇条書きしていきます。
・左上下肢に麻痺がある。
・歩行は出来ない。
・起き上がりと立位には一部介助が必要である。
・ポータブルトイレでの排泄を希望している。
・介助に同意している。
介護する内容
ベットで仰臥位になっている状態からポータブルトイレに座るまでの介助を行う。
留意点①
右側臥位とし、ベッドの端に両足を下ろす。左肩と左腕を前方に保つ。
右肘と前腕・手掌を使って、前傾姿勢でカーブを描きながら上体を起こしていくように促す。
骨盤を下方または後方に押しながら、起き上がらせ、安定した端座位とする。
留意点②
サイドレールがないため、ポータブルトイレを、移乗しやすい右側に置くことの了解を得る。(トイレが頭元に来てしまうため)
ポータブルトイレを右手が届く位置に斜めに置く。
ベッドに浅く座らせ、左右の足の位置を確認し、向こう側の肘かけを右手で持つよう促す。
右上下肢を活用し、前傾姿勢で立ち上がり、回転するよう促す。
肘かけにつかまり、安定した立位であることを確認する。
了解を得た後、左上下肢を支え、右手でズボンを下げるよう促す。
留意点③
ポータブルトイレの位置を確認させ、右手で肘掛を持たせ、前傾姿勢で座るよう促す。
排泄しやすい位置に安定した姿勢で座っているかを確認する。
バスタオルを腹部から大腿の上にかける。
その場を離れることを伝える。
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カテゴリー:介護福祉士実技試験