運動性失語症、理解出来てますか? 第30回介護福祉士試験 過去問29
問題29
Kさん(75歳、女性)は、脳梗塞(cerebral infarction)を発症して、1か月間入院した後、介護老人保健施設に入所した。Kさんは重度の運動性失語症(motor aphasia)のため、自分から話すことはなかった。
入所して2か月ほど過ぎた頃、Kさんは、少しずつ言葉が話せるようになった。
ある日の午後2時頃、介護福祉職に向かって、「お茶、いや、違う、お、お、違う、ええと」と話し始めたが、伝えたい言葉が見つからないようで、もどかしそうであった。
この時のKさんへの介護福祉職の言葉かけとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 「何を言いたいのでしょうか」
2 「もう1回繰り返してください」
3 「おやつの時間まで待ってください」
4 「何か飲みたいのですね。お水ですか?」
5 「言葉が出てきてよかったですね」
1 「何を言いたいのでしょうか」×
適切な言葉かけではないです。
2 「もう1回繰り返してください」×
運動性失語症なので、もう1回繰り返してくださいというような
自分の言葉で話すように促す言葉かけは適切とはいえない。
3 「おやつの時間まで待ってください」×
午後2時と文章中にはありますので
ひっかからないようにしたいですね。
一方的に指示するのではなくて、
運動性失語症なので、
「他人の言葉は理解できるが、うまく話せない」
だけなので、何を伝えたいのかを理解しようとすることが重要です。
4 「何か飲みたいのですね。お水ですか?」〇
閉じられた質問を使い、
さらにKさんの「お茶、いや、違う、お、お、違う、ええと」
という言葉を理解しようとし
お茶以外の飲み物を聞いている。
適切です。
5 「言葉が出てきてよかったですね」×
Kさんは伝えたいと思って話しているのに
この言葉かけは不適切。
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